中山市朗です。 昨日、作家の本田透さんと対談をしてきました。 場所は東京都文京区にあります講談社の26階応接室。ここを指定したのは私で、以前『ヤングマガジン』の企画でここで怪談を語ったことがあったのですが、最中に天井から「むおーッ」という女の声がはっきり聞こえてスタッフがビビッて緊急にお開きになったことがある、いわくつきの場所です。 本田透さんは『電波男』というエッセイ本でサブカルチャーのカリスマになった人。”人間が人間たらしめているものは想像力(妄想)が生み出す二次元世界であり、二次元なくして人間性というものはない”として、二次元、つまり脳内で妄想して作られる物語の構造について、色々ユニークというか、型破りなアプローチを論じている人なのです。 といえば、ちょっと堅そうですが、要は「もてない男」「もてたくない男」を喪男(本田氏は「モダン」とルビをつける)とし、喪男こそがもてないが上に哲学を