企業の経営資源と言えば人・物・金・情報ですが、特に重要なのが人材です。 社員にしっかり働いてもらい、付加価値をあげてもらわなければ企業は存続しません。もちろん社員は働いた分を給与の形で受け取ります。会社は1ケ月間の勤務状況を正確に把握し、労働時間を計算しなければ給与計算できません。これが勤怠管理です。勤務管理、就業管理とも言います。 労働時間は原価計算やABC分析の基礎となる 労働時間は第一義的には給与計算に使いますが、他にも原価計算の基礎データとなります。モノやサービスの製造部門に関わる社員の給与を集計すれば直接労務費を計算することができます。 難しいのが製造間接費。単純なケースでは、営業部や総務部など間接部門の労務費を配賦基準に従って配賦します。これで製品の労務費に関わる原価計算ができますが、作っている製品やサービスが複数ある場合はどうしたらいいでしょうか。 製造ライン別に従事する人が