「何者かになりたい」 と思ったことがなかった 「自分」に満足できないのは、なぜ? 〈承認欲求〉〈所属欲求〉〈SNS〉〈学校・会社〉〈恋愛・結婚〉〈地方・東京〉〈親子関係〉〈老い〉 アイデンティティに悩める私たちの人生、その傾向と対策。 「何者かになりたい」 多くの人々がこの欲望を抱え、それになれたり、なれなかったりしている。 そして、モラトリアムの長期化に伴い、この問題は高齢化し、社会の様々な面に根を張るようになった。 私たちにつきまとう「何者問題」と、どうすればうまく付き合えるのか。 人と社会を見つめ続ける精神科医が読み解く。 何者かになりたい 作者:熊代亨イースト・プレスAmazon 「何者かになりたい」という感情について、実のところあまり抱いたことがなかった。もちろん人並みのロールモデルを思い描いてはいたが、それは健康で、家族や友人がいて、お金に困らず、趣味が楽しめればといった類のも
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