政府がミャンマー軍事政権に政治犯釈放などの民主化を求め続けていることについて、同国の民主化運動の指導者で自宅軟禁中のアウン・サン・スー・チーさんが岡田外相に謝意を伝えてきたことが22日、明らかになった。 ミャンマー関係筋によると、スー・チーさんは今月上旬、周辺に「私は毎日5時間、ラジオを聴いている。岡田外相が国際的な場でミャンマー民主化に向けた数々のメッセージを出していることを承知している」と語ったという。 そのうえで、「日本政府や日本国民に感謝の言葉を伝えてほしい」と依頼した。 この発言が周辺を通じ、岡田外相に届けられた。外相は昨年10月以降、ミャンマーのニャン・ウィン外相と2度会談し、総選挙実施までにスー・チーさんら全政治犯の釈放を求めた。