はじめに 小学校の思い出といえば、給食の余ったデザートを取りあうじゃんけん大会ではないだろうか。 大人になった今でも、面倒くさい雑用を押し付けあう時など、じゃんけんはあらゆる場面で活躍している。 しかし、大人数でのじゃんけんにはひとつ大きな問題がある。 それは引き分けである。 人気のデザートをめぐるじゃんけんなど、参加者が多い場合にはなかなか勝者が決まらない。 「じゃんけんの引き分け」のために日本国民が損失している時間を軽減できれば、 日本の GDP の向上に多少なりとも貢献できるのではないだろうか。 2 人じゃんけん 話を単純化するために、まずは 2 人じゃんけんを考えてみよう。 現状のルールは次のようになっている。 A\Bグーチョキパー グー