史上かつてない、狂乱的な野菜価格の高騰が日本列島を襲っています。 原因ははっきりしており、この夏の異常な猛暑で苗が発育不良となり、実を結ばなかったから。結果、例年の3倍程度の値をつけているという。 被害はトマトだけに限らず、ネギや白菜など様々な野菜が記録的な値上がりを見せています。 その影響は、庶民の口に入る入らないといったレベルから、飲食店の価格設定まで、広範に深刻な波及効果が出始めているようです。 ということで、今回は「野菜高騰」の源流を訪ねるとともに、日本の野菜の行方も考えてみたいと思います。 地球気候変動が日本の食卓を捻じ曲げる ネギ1本160円(前年平均98円)、 大根1本199円(前年平均187円)、 ニンジン1袋229円(前年平均174円)、 白菜4分の1カット159円(前年平均137円)、 軒並み平年の1.2~1.5倍程度に高騰する今年の日本野菜。極めつきは冒頭にもあげたト