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  • 2013年ラノベ周辺総括 - 小説☆ワンダーランド

    一般文庫に安住の地を見出したライトノベルミステリ キャラクター性とビジュアルを重視したライトノベルミステリは、文庫レーベルで多く出ました。 この文庫ミステリ戦国時代ともいうべき事態はさらに加速し、今や角川・AMW・集英社・幻冬舎・宝島社など大手出版社がしのぎを削る状況になっています。 角川文庫は、『レンテンローズ』などラノベレーベルでの執筆経験のある太田忠司『目白台サイドキック』や、一般文芸デビューが期待されていた河野裕『つれづれ、北野坂探偵舎』など人気作家による書き下ろしミステリを多数刊行し、「キャラクターミステリフェア」と銘打ってラノベミステリを盛大に売り出しています。 メディアワークス文庫は、看板作品の『ビブリア古書堂の事件手帖』ヒット以来、同じ柳の木の下のドジョウを狙ったような(日常の謎系)ライトミステリの粗製乱造を危惧する声もありますが、電撃出身の峰守ひろかずによる大学ものオカル

    2013年ラノベ周辺総括 - 小説☆ワンダーランド
  • 2013年上半期ラノベ周辺総括 - 小説☆ワンダーランド

    ライトノベルミステリの拡大 (ファンタジア文庫田中)編集長:たとえば、ミステリや歴史もののようにライトノベルとの相性の悪い題材が得意で、これまでのファンタジア大賞ではどうしてもこぼれてしまった、そういう才能も広く世にだしていければと願っているんですが。 ドラゴンマガジン2012年1月号「きたるべきラノベ新世代を語る 冲方丁×田中香織×田中久美子座談会」より 富士見ファンタジア文庫の編集長がドラゴンマガジンの座談会で「ライトノベルとミステリ・時代もののい合わせが悪い」と発言したとおり、ライトノベルミステリは困難な組み合わせだと思われていましたが、最近ではライトノベルレーベル内でのミステリ作品が揃ってきたように思います。 ライトノベルレーベル内でのライトノベルミステリといえば、山形石雄『六花の勇者』と遠藤浅蜊『魔法少女育成計画』が二大巨頭といえるでしょう。 『六花の勇者』は中世ファンタジーの

    2013年上半期ラノベ周辺総括 - 小説☆ワンダーランド
  • 講談社BOX装丁史 - 小説☆ワンダーランド

    創刊当初(2006年〜2007年) 創刊当初からの看板を務め続けている『化物語』など、銀箱にシールを斜めに貼りつけた装丁がずらりとそろう。 基的に箱の下のの表紙は単色であり、非常にシンプル。 「一年間、一か月に一冊出し続け合計十二冊で完結させる」という今は亡きデスマーチ無茶ぶり企画「大河ノベル」が唯一完走できた古き良き時代。 当然のごとく2年目からは頓挫していていつの間にか立ち消えになってしまった。 講談社BOXといえばイラストだが、『島田荘司verybest10』など、このころはイラストがない作品も多く、どちらかというと講談社ノベルスのカラーを色濃く受け継いでいる。 帯の代わりには丸シールが使われている。書店によっては放置されていたりはがされていたりと千差万別。 成熟期(2008年〜2009年) イラストが全面に押し出されるようになり、ノベルスカラーから脱却しはじめたころ。 『エレG

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