電撃文庫で活躍する作家陣のメールインタビューをお届けする“Spot the 電撃文庫”。第83回となる今回は、『ストレンジムーン 宝石箱に映る月』を執筆した渡瀬草一郎先生のインタビューを掲載する。 本作は、『パラサイトムーン』『輪環の魔導師』の渡瀬草一郎が贈る、異形の神と異能者たちが紡ぐ現代伝奇ファンタジー。妹と2人暮らしの高校生・月代玲音(つきしろ れいん)。ある日の放課後、彼は友人の文槻クレアに連れられ、地元の紅街中華街を訪れる。場違いな洋菓子店でメイド姿の双子と出会い、妙なケーキを注文する玲音だったが、異変の刻は彼の知らないうちに着々と近づいていた。 封印を解かれた“マリアンヌの宝石箱”。その内側に封じられていたのは、かつて欧州を席巻した異能者・“皇帝”のブロスペクトとその部下たち。街の裏側で暗躍する“キャラバン”の幹部・周皓月(しゅう こうげつ)の掌に踊らされ、事態は混迷を迎えてい