2016 - 02 - 11 眠る人 思うこと 15年くらい前になるでしょうか... 近くの大学の学園祭で、はがきに詩を書いて売っている20代の男の人に出会います。 (後で知ったのですがその頃の流行りだったのですね。) その大学は彼の母校だそうで懐かしそうにしていましたが、その後の自分の選択に少し後悔しているような目をしています。 はがきに書かれた文字はお世辞にも上手とは言えません。 詩も、どこかで聞いたことのある言葉のつぎはぎのようです。 でも、なんとなく感じがよかったので、私は500円を支払い、詩を書いてもらいます。 そしてしばらく話をした後、ありがとう、がんばってね、と声をかけ、その場を離れて歩き出します。 すると... ぽわん、ぽわん、と透明な小さな球が、空のほうへ上っていきます。 えっ?どこかで子供がシャボン玉でも吹いているの?と思い、私は辺りを見回しますが、シャボン玉遊びをして