『モモタロウ:生まれし者』 プロローグ そう、あれは遠い昔の話だった。 ボクの父さんは大麻の密売に失敗して行方不明に、母さんはマフィアに殺されてしまった。 ボクには頼れる人がいない。 ましてやボクが、いまどこにいるのか、どこに向かっているのかさえわからない。 まるで夢の中にでもいるような気分だ。 いや、もしかしたら夢の中なのかもしれないな…。 ボクは、どこにいるのだろうか? オープニング曲 www.youtube.com 生誕の地にて 「さて、今日も川で洗濯をしますか!」 空には一点の曇りもない澄み切った青が広がり、川面にはキラキラと太陽の光が反射している。 「おや?なんだあれは?」 質素な服に身をつつんでいる、おばあさんは、上流から流れてくる大きな桃に目を疑った。 「こりゃ、たまげた!おじいさんに見せてあげなければ!」 おばあさんは、目を輝かせながら、家に大きな桃を持ち帰り、おじいさんの
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