北米や西欧に住んでいる人々は食物や職業、消費材といったものに関して他の地域の在住者よりも選択肢が多いと、スワスモア大学の教授で「The Paradox Of Choice:Why More Is Less(邦題:なぜ選ぶたびに後悔するのか--「選択の自由」の落とし穴 )」の著者Barry Schwartz氏は今週、カリフォルニア州カールズバッドで開催中のPC Forumで語った。この選択肢の多さが問題だと同氏は述べている。 途方にくれるほど多くの選択肢に囲まれると人は不安や非現実的な期待、自己非難、後悔といった感情によって精神的に不安定な状態に陥ると言われている。たとえば、家電量販店などへ行けば、人は単に後悔するものを買ってしまうばかりである。このような現象がうつ病増加の主な一因になっていると同氏は述べている。 Schwartz氏は「買い物はストレスを解消するものではなく、人々の感覚をまひ