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ブックマーク / www1.odn.ne.jp (12)

  • 五十嵐仁『労働再規制』

    五十嵐仁『労働再規制』 池田信夫が作った「読んではいけない」という「反書評」(というたいそうなものではなくただの悪口。ないしは人格攻撃——後述)のリストの中にあったのでさっそく読んでみた。「絶対に読むな」とか「絶対見てはいけない」とかいわれたら、誰でも読みたくなるだろ。 池田が悪口を並べながら、端無くも「規制改革会議と厚労省の官僚の対立はおもしろい」とつい述べてしまわざるをえなかったように、書は「おもしろい」。こんなにがあふれている時代に、「おもしろい」といえる箇所が少しでもあるがどうして「読んではいけない」のか理解に苦しむ。池田先生も素直じゃないねえ。「おれにもちくま新書で書かせて!」「おれにも研究所の所長ポストを!」と言えばいいのに。信夫ったら、素直じゃないんだからぁ。紙屋研究所の副所長くらいにならしてあげるよ。 さて書であるが、労働者派遣法の改正案が出されたことに見られるよう

    buru
    buru 2008/12/16
    わはははwww 紙屋さんサイコー
  • 池田信夫と麻薬 『ベッカー教授の経済学ではこう考える』にもふれて

    池田信夫と麻薬 『ベッカー教授の経済学ではこう考える』にもふれて なんか池田信夫が麻薬事件を起こしたみたいなタイトルだな(笑)。そうではないので念のため。 大学生の大麻事件について、池田信夫が「大麻で逮捕するならタバコを禁止せよ(2008.11.16)」「大麻は合法化して規制すべきだ(2008.11.22)」という二つのエントリーを書いた。それぞれ375、138ものはてなブックマークがついている(2008年11月27日現在)。 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/2b12cad34eec4aec8766661a0885a1b7 http://b.hatena.ne.jp/entry/10861956 池田のこの主張は、よく知られている通り、そして池田自身が16日付のエントリーで紹介しているように、フリ

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    buru 2008/12/03
    池田信夫は一応リバータリアンを自認してるそうですから、それに準じるんじゃないですかね。
  • よしながふみ『きのう何食べた?』1巻

    よしながふみ『きのう何べた?』1巻 そういえば、2chよしながふみのアンチスレがたち、そのなかでぼくのことが(正確にはぼくの書いた感想を通してぼくのことが)言及されていたのを何人かの人から同時に知らされたものである。 http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1186725145/ 219 :風と木の名無しさん:2007/09/25(火) 14:02:32 ttp://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/aiganakutemo.html この感想がちょっと面白かった。 220 :風と木の名無しさん:2007/09/25(火) 14:38:13 >>219 そのサイト、そのレビューに限らず男のオタクが女性蔑視にならないように 生温く気を使って書いたらそんなところだろうなって線を外さないあたりが痛し痒しで 個人的には微妙だわ

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    buru 2007/12/04
    つなわたりなレビューw
  • NHKアニメ「電脳コイル」

    NHKアニメ「電脳コイル」 ネットでの評価を受け取るときのぼくの感情 ぼくのが書店で並び始め、ネット上でも評がチラホラ出るようになった。 「批評とは賛美や憎悪ではない。良き批評は常に新しい『読み』を開いてくれる」などというきれいごとを言っている場合ではない。 ホメるレビューを書いてくれたらありがとうありがとうありがとう、ケナすレビューを書きやがったらこの野郎地獄に堕ちろ! 精神のジェットコースターを味わうのだ。少なくともこのについてはぼくはレビュー「される」側としてその責め苦を甘受せねばならない。 パソコンをつけてネットという亜空間に「自分」をつなぐ瞬間、たしかに世界がかわる。そして「それはリアルじゃない」「バーチャルだ」というたぐいの言説がいくらあろうとも、(ぼくについてのことであろうがなかろうが)ネット上に発せられた「言葉」に舞い上がったり、深く傷ついたりする。ネットの世界は幻影で

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    buru 2007/11/26
    オチに「うわ、台無しw」と思いつつ、自分の中に同じ気持ちを見つけて深く潜りたくなる連休明けの月曜日の昼下がり。
  • 紙屋研究所 - 本を出しました 『オタクコミュニスト超絶マンガ評論』

    を出しました 『オタクコミュニスト超絶マンガ評論』 このたび、築地書館から『オタクコミュニスト超絶マンガ評論』というを上梓いたしました。お手にとっていただければ幸甚です。つうか、1人3冊は買って。 屋に並ぶのは(2007年)11月26日からになりますが、アマゾンでは予約を受け付けています。それから、築地書館のは、街のどんな小さな屋、80歳くらいのじいちゃんがを撫でながらエロ漫画を売っていたような、ぼくの実家の近くの屋にも必ずある、というわけではなく、やはり一定の大きな書店に限られています(築地書館のホームページで常備書店の検索ができます)。地方の方は、ネット経由がいちばん確実かと。 築地書館さんについては、ぼくも吉田太郎『200万都市が有機野菜で自給できるわけ』の書評を書いたことはありますし、ふるくは土門拳の写真集、最近では『反★進化論講座 空飛ぶスパゲッティ・モンスター

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    buru 2007/10/23
    おお、買わなければ!
  • 「軍事研究」誌の広告ってすげえな

    「軍事研究」誌の広告ってすげえな 決してこれまで手にとったことがないわけじゃなかったんだが、雑誌「軍事研究」、初めて買って読みました。ネットで知り合った人が論文を書いていたもので。 いやーなかなか面白いのな。 最近急逝されたジャーナリスト・軍事評論家の松尾高志氏に話を聞きに行った時、米軍などの情報にくわしくなるにはどうしたらいいかを聞いたら、「軍事オタクが読むような雑誌を読むといいよ~」と言われ、その一つに誌があったのを思い出した。 知り合いの論文をのぞいて、個人的に面白かったのは、「最新防空ミサイルの実力と限界」について論じた、石川潤一の論文「空自ペトリオットPAC-3実践配備」だった。 それと、日の核武装についての整備内容・費用などを論じた「日の自前核兵器整備の徹底検討」。こちらは元陸自教官/研究員の高井三郎。折しも「原爆投下はしょうがない」と初代防衛大臣が発言して、おやめあそば

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    buru 2007/07/13
    「軍事研究」誌に載った日本核武装研究の中身のスゴサ
  • 国家公務員2種は「日本の癌」か 労組の機関紙・記事・ブログを読む

    国家公務員2種は「日の癌」か ――労組の機関紙・記事・ブログを読む 「公務員」への風当たりがかつてなく強まっているいま、「国家公務員」と聞けば、官僚・安楽・徒の輩みたいなイメージを持つ人は少なくなかろう。しかし、全国に13万5000人にのぼる「非常勤国家公務員」がいることをご存知だろうか。非常勤国家公務員は不安定雇用なのだ。それは地方の現業だけではないのか、と思う人もいるかもしれないが、霞が関の官庁街でも1万2000人が非常勤国家公務員として働いているのである。 ぼくは、ひょんなことこから国家公務員一般労働組合(国公一般)のニュースを定期的に送ってもらっているのだが、そのなかに入っていた「週刊金曜日」誌(07年3月30日付)の報道を読んでびっくりした。タイトルは「国家公務員の3分の1が『非正規雇用者』 ワーキングプアを生み出している霞が関の実態!」。筆者はルポライターの矢吹紀人だ。 こ

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    buru 2007/04/14
    わはは。紙屋研究所の人は、上手すぎるw
  • せきしろ『去年ルノアールで』

    せきしろ『去年ルノアールで』 福岡にきて驚くことは、「ルノアール」がないことである。「R25」がないことも初めて知ったりしたが。 首都圏で生活したことのないあなたのために解説しておこう。 「ルノアール」とは正式名称を「銀座ルノアール」という、喫茶店のチェーン店である。 ただの喫茶店ではない。 いや、ただの喫茶店なんだが、一つの重要な特徴がある。 それは非常に寛容な喫茶店だということなのだ。 すべてを赦し、受け入れる、まるでマザー・テレサのような喫茶店、それが「ルノアール」だ。宗教戦争や民族紛争などをしている場所に設置したらいいかもしれない。自分たちは何にこだわっていたんだろう、と武器を捨て抱擁しあう光景が、その異郷の地にできた「ルノアール」で展開されるだろう。 「すべてを受け入れる」喫茶店。 そうなのだ。 ファミレスはこの境地に近いのだが、それでもファミレスで寝ていると店員が起こしにくる。

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    buru 2007/04/13
    見事な罵倒芸。つまらない本をけなすときは、かくありたい。
  • 菅野彰・立花実枝子『あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します』

    菅野彰・立花実枝子『あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します』 こういう店はどこにでもある。 東京でも見かけたし、昔つれあいが住んでいた静岡のある街でも、ホコリをかぶりきったロウのサンプルとともにまさに「生きているか死んでるかわからない」店があった。 福岡に引っ越してきてからもある。 入り口から中がわずかに見えるのだが、私生活スペースと店が一体になったように雑然となっている。奥のほうにテレビをみている家族がいて、ぼくとつれあいがそこを通ったとき、「とりのこされた昭和」の空間が確かにそこにあったのを見たのである。 つげ義春の『リアリズムの宿』には、家族の居住空間と、商売上の宿との境目があいまいなボロ宿が出てきて、客の目の前で子どもがしたウンコをつまんでその手で料理をつくったりする話があるのだが、そんな経営状態を彷佛とさせる。 このは、そんな店をさがして作家(菅野)と漫画家(立

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    buru 2007/03/09
    マンガ+文章のレストランガイドは、どうしたって「恨ミシュラン」っていう傑作と比べちゃうからなぁ。
  • びっけ 『真空融接』 - 紙屋研究所

    びっけ『真空融接』 正直にいいますと、エンターブレインだということと絵柄だけをみて買っちゃいました。 が、よくみると「B's-LOVEY COMICS」というラベル。ボーイズラブものだとは知らずに買ったんですね。 しかし。個人的にキテしまいました……。 (;゚∀゚)=3ムッハー!! やだもう、ヘンなスイッチおさないでよ! ぼくが道を歩いていたり、電車の中でを読まないとき、そして会議中にヒマなとき。ぼーっとする妄想のひとつとして、「セックスが握手程度の許容度だったらどうなのか」というのがあります。 握手なら、少し奇異ではありますが、会社の中や電車の中でしていてもおかしくない。誰彼かまわずすることではないが(選挙の候補者は誰彼かまわずしますがw)、ちょっとした手続き(あいさつとか知り合うとか)さえ済ませれば誰でもできる、非常に低いハードルの行為。 キレーなおねーさんと会ったとき、「すいません

    buru
    buru 2007/02/26
    「それらの行為における愛情や欲望、執着の意味をいったんとりはらってしまう」 それなんて宮台?
  • 紙屋研究所 - 広江礼威『ブラック・ラグーン BLACK LAGOON』

    広江礼威『ブラック・ラグーン BLACK LAGOON』 海賊モノは、少年の冒険物語の定番ともいえる。 猥雑な活気、近代の物語に特有な、将来にむけての明るさが特徴だ。読者を主人公へ強く同化させる。 作は海賊の物語である。 少年むけのそれとは逆に、物語世界からはファンタジックな調子が追放され、きわめて苛酷で峻厳な設定がされている。 海賊のメンバーはいずれも米国人だが、ベトナム戦役くずれのアフリカ系(ダッチ)、メカフリークのユダヤ系(ベニー)、そして「二挺拳銃(トゥーハンド)」と渾名される中国系の少女(レヴィ)。そこに日人の主人公の元商社員・岡島緑郎(ロック)が加わる。カネになるものなら、どんなに危険なものでも運び、必要なら相手をためらわず殺害する。依頼主も、ロシア系や中国系のマフィアで、やはり障害があれば相手を殲滅し徹底的に利潤を追求する。 「仕事」を遂行する様は、実にクールだ。 困難に

  • NHKスペシャル「ワーキングプア 働いても働いても豊かになれない」:

    2006年7月23日放映のNHKスペシャル「ワーキングプア――働いても働いても豊かになれない」を見た。 「フリーター漂流」では、非正規雇用という貧困をうみだす根源へと迫ったが、今回はこの非正規雇用の問題もふまえたうえで、地域や自営業の衰退、社会保障の貧弱さ、貧困の世代をこえた再生産、「希望格差」など、日社会の全体像へと広がっていった。 ちなみに「ワーキングプア」とは、「働く貧困層」の意味で、もともとはアメリカで広がっている事態を説明する概念である。 ここでは、「働いているのに生活保護水準以下という人」を指す言葉として使われており、全国で400万世帯とも、それ以上ともいわれている。日の全世帯の10分の1である。番組では紹介がなかったが、平均世帯人数(1世帯2.36人)で掛けても、1000万人前後がこのような生活を強いられているということになる。 「フリーター漂流」の果てに まず最初に、3

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