今回はお城の顔でもある「門」と「虎口」について注目。 門といってもお城の場合は決して「おもてなし」ではありません。 攻城側の侵入を防ぎつつ、反撃時は城兵の出撃ハッチにもなるという二つの機能を兼ね備えています。 また中規模以上の城になると(小規模でもある場合はありますが)、門は必ず外側と内側に2つ配置、周りを箱のように囲んで「虎口」を形成します。 「玄関開けたら2分で天守」だと防衛の意味がないですからね。 って、ネタが懐かし過ぎて歳がバレそうだ。 ということで、門について語るなら「虎口」も観賞することになりますので、ここはセットで紹介しちゃいましょう。 冠木門 はトイレと同じで内開きまずはお城の玄関、虎口の外側に配置される「門」についてです。 「門」の初期タイプが「木戸」とよばれる「冠木門(かぶきもん)」です。 両脇に掘っ立ての柱を2本立て横木を通したもので、扉は両開きか上に跳ね上げる形式が