ことし発生した台風の中で最も勢力が強くなっている台風30号が8日の夜にかけてフィリピンを横断する見込みで、フィリピン政府は大規模な災害が起きるおそれが高いとして警戒を強めています。 日本の気象庁の観測によりますと、猛烈な台風30号は、8日午前6時にはフィリピンの東の海上を1時間に35キロの速さで西へ進んでいます。 中心気圧が895ヘクトパスカルとことし発生した台風の中で最も勢力が強くなっていて、中心付近の最大風速は65メートル、最大瞬間風速は90メートルです。 台風30号は8日の夜にかけてフィリピンを東から西に横断する見込みです。 フィリピン政府は、大規模な災害が起きるおそれが高いとして警戒を強めており、サマールやレイテ、セブなど、台風の直撃が予想される中部の地域などに最高レベルの警報を発令し、多くの住民がすでに避難を始めているということです。 アキノ大統領は7日夜、緊急の演説を行い、「今