野球の国・地域別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3連覇に挑む日本代表28選手が決まった。メンバー漏れした5選手のうち、3選手は体調面に不安があった。3月2日の第1戦まで時間が少ないことを考えれば、仕方がない選択といえる。 最大の誤算は抑えの筆頭候補に期待していた浅尾だった。右肩の張りを抱えており、与田投手コーチは「実戦で投げたら大きなけがをさせる可能性がある」。首脳陣も各球団の主力をつぶすわけにはいかず、苦渋の決断を下した。浅尾と同様に右肩が不安視される前田健は、状態が上がると判断されてメンバーに入った。 山井はWBC使用球になじめなかった。広島との強化試合では制球を乱し2回2失点。紅白戦でも1回1失点と不安定さを露呈した。 野手では内野手の村田、外野手の大島、聖沢の3人が外れた。所属球団でのキャンプで村田は右手中指の爪を割り、大島は左肘の張りを訴えた。 外野