「牛乳の日」の1日、明治(東京)は、牛乳の主力品「明治おいしい牛乳」の新商品を発表した。容器の紙を厚くして光を通しにくくし、上部の注ぎ口にプラスチック製のキャップを付けて味の鮮度を保つよう工夫した。9月20日から九州地区で先行販売する。 少子化などを踏まえ、容量は従来の1リットルから900ミリ・リットルに抑え、容器も横幅を5ミリ小さくして持ちやすくする。約6億円を投じ、九州工場(福岡県八女市)に新しいラインを設ける。店頭の想定価格は税抜き250~270円。同社は、九州は酪農が盛んで様々なブランドの牛乳があり、新商品を受け入れやすいとして、九州での先行販売を決めた。九州での販売動向を踏まえ、全国展開を検討する。 福岡市で開かれた発表会にゲストとして参加した読売巨人軍の原辰徳前監督は「プロ野球界で大事な飲み物。開けやすくて持ちやすい」とPRした。明治の川村和夫社長は「牛乳は栄養価が高く、高齢化