家電製品や自動車など、あらゆるモノをインターネットで結ぶIoTの普及が期待される中、経済産業省はネット上でやり取りされる膨大な個人データから新たなビジネスを生み出す仕組み作りを今後、民間企業とともに本格的に進めることになりました。 例えば、車の走行データを自動車メーカーと保険会社が共有することで個々のドライバーに合った保険商品を開発したり、消費者の購買データを小売り店と金融機関が共有することで、それぞれのニーズに合った金融商品を提供したりすることも可能になります。 このため、経済産業省は、さまざまな業界の企業が参加する形で、個人のデータを仲介する「情報銀行」を設立するなどIoTの普及に伴って生じる膨大なデータから新たなビジネスを生み出す仕組みづくりを今後、民間企業とともに本格的に進める方針です。 ただ、個人データの活用にあたっては漏えいや、プライバシーの侵害などを防ぐ対策が欠かせないだけに