コラーゲン人気が再燃している。 日本ゼラチン・コラーゲン工業組合の発表によると2017年のコラーゲンペプチドの販売量は、前年比2割増の5,800 tで、うち国内流通分の食用も15%増の4,772 tと大きく成長した。昨年3月に放送されたテレビ番組効果が持続し、各社とも新規ユーザーの獲得やユーザーの回帰が相次いだ。さらに中国人をはじめとした訪日外国人観光客の購入も後押し。新規用途としては2015年に改定された日本褥瘡学会の褥瘡予防・管理ガイドライン(第4 版)にも掲載されている褥瘡予防を目的とした病院食としての利用や高タンパクの介護食の採用も進んでいる。 国内需要が回復したのに加え、輸出は前年比55%増の901t。東南アジア、東アジアのみならず、北米での需要が急伸している。北米は日本のメーカーだけでなくゼリタやルスロといった海外メーカーの動きも活発だ。かつて米国ではコラーゲンはサプリメント素