ANA(全日空)とJAL(日本航空)は、6月28日に共同で記者発表会を開催。両社にて共同で策定した「カスタマーハラスメント(カスハラ)に対する方針」を発表した。 発表会でカスハラに対する方針を発表したANA CX推進室CS推進部 部長 宮下佳子氏(左)とJAL カスタマーエクスペリエンス本部CX推進部 部長 上辻理香氏(右) 今回発表された方針は、利用客に安心で快適な空の旅を提供することを基本としつつ、従業員が安心して働ける環境を守ることを目的として策定。カスハラについて、「顧客が優越的な立場を利用し、不法行為や不当行為・不当要求をすることで、社員の就業環境が害されること」と定義を両社で共通化することで、会社の垣根を越え、業界全体でカスハラに対して同じ対応をしていくのが狙いだ。