どの年も同じようにやって来るわけでは必ずしもない。例えば2008年のように、オリンピックや米大統領選挙などの要因により、景況感が上昇し、新たなビジネス展開が活発化することが確実な年もある。 だとすると、2006年はCIOにとって、ガートナーがいうところの、2年後の「大きなビジネスイノベーションの実現」に向けた計画をスタートさせなければならない年ということになる。だが、ガートナーが先ごろ発表したCIOに向けた提言「CIO Resolutions for 2006」(CIOの2006年の心構え)によると、今年は難しい年になりそうだ。提言をまとめたのはアナリストのマーク・ラスキノ氏とジョン・マホーニー氏。 企業は2006年に不透明な景気の中で、新技術によるイノベーションの波に対応しなければならないというジレンマに陥ると、ガートナーは指摘している。ITマネジャーは大きなプロジェクトに取りかからなけ
![CIOに贈る2006年の10の指針](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ba6d46df0bbfd49fe49b0b310841018c29cda511/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fimages%2Flogo%2F1200x630_500x500_tt.gif)