米大統領選の民主党候補者指名争いで26日、サンダース上院議員(74)がワシントン州など3州の党員集会でいずれも圧勝した。獲得代議員数ではクリントン前国務長官(68)が依然優位だが、若者や無党派層への浸透が進まない弱点も露呈。党指名を獲得しても共和党と対決する本選での不安材料となるのは必至だ。 「我々には勝利への道が開かれている」。サンダース氏は26日、遊説先のウィスコンシン州で、詰めかけた約8千人の支持者を前に、こう息巻いた。 サンダース氏はこの日、ワシントン州党員集会(一般代議員数101人)で、73%の得票率で勝利したほか、アラスカ州(同16人)では82%、ハワイ州(同25人)でも70%の得票で圧勝した。 同氏はこれまで南部の州を中心にクリントン氏に敗れているが、若者中心に支持を広げ、中西部や西部、北東部で底力をみせて計14州で勝利したことになる。 クリントン氏は依然優位な情勢だ。予備選