保育士不足の解消策として注目されている「潜在保育士」(保育士資格を持っているが、現在は退職するなどして保育所で働いていない人たち)の復帰について、弁護士ドットコムニュースが、保育士の転職サービスを行う「ウェルクス」と共同でアンケート調査を実施したところ、潜在保育士の79.8%が「復帰したくない」と回答した。その理由としては、給与が低いことを挙げる人が最も多く、給与問題の根深さが浮き彫りになった。 ●復帰したくない理由は「給与」と「業務量」 アンケートは、4月1日から5日にかけて、ウェルクスが運営するウェブサイト「ほいくみー」(https://hoiku-me.com/)上で実施。全国の潜在保育士213人から回答が集まった。 保育士に復帰したくないと回答した170人(79.8%)に対して、その理由を複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは「給与が低いから」(87.1%)で、「業務量・残業が多