京都市の門川大作市長が打ち出した地下鉄延伸や新交通システムによる「環状線構想」について、京都府亀岡市の桂川孝裕市長は、このほど開かれた市議会一般質問で、洛西地域から亀岡市を通り、大阪府内に向かうルートが望ましいとの考えを明らかにした。 同構想は、地下鉄東西線から洛西ニュータウン(京都市西京区)、長岡京市を自動運転などの新交通システムや地下鉄で結ぶ。門川市長が2月の市長選の公約で掲げた。 これに対し、桂川市長は「府内で完結するのではなく、京阪神の広域交通網として考える必要がある」と指摘。具体的には、東西線太秦天神川駅(京都市右京区)、桂坂(同市西京区)、京都市立芸大(同)、京都先端科学大(亀岡市)から、2023年度に大阪府箕面市で開業予定の北大阪急行電鉄、箕面萱野駅に接続するルートを提案した。 取材に対し、桂川市長は「京阪神の代替交通網にもなる。自治体だけではなく、国が民間と連携し、主体的に