神戸市教委は18日、市立中で運動部の顧問をしている男性教諭(44)が、部員2人に体罰を加え、うち1人に肋骨を折るけがを負わせたとして、教諭を減給10分の1(3か月)の懲戒処分にした、と発表した。 市教委によると、教諭は昨年11月、校内で部活動の指導中、円陣を組んでいた1年の男子部員(13)が笑っているように見えたとして、この部員の顔を平手でたたいたり、腹部を拳で殴ったりして約1か月のけがを負わせた。また、別の1年の部員(12)にも「声が小さい」などとして、足を蹴って転倒させるなどした。 教諭は体罰を校長に報告せず、4日後、同校への匿名の電話で発覚した。教諭は「練習に集中せず笑っていると感じ、カッとなってしまった。行き過ぎた行為だった」と反省しているという。