確定拠出年金の金額は、自分が拠出可能な最大限の金額で利用したい。利用出来る金額は、勤め先の年金制度の規約や本人の経済的事情によって異なる。とは言え、一般に、公的年金に加えて確年拠出年金の運用だけで老後の生活資金の「全て」を賄える人は少数だろう。 (本記事は、山崎元氏著『 確定拠出年金の教科書 』日本実業出版社(2016/6/9)の中から一部を抜粋・編集しています) 自分に可能な最大限の金額で利用する 多くの場合、確定拠出年金以外にも、何らかの形で資産運用をすることになるはずだ。そうであるなら、確定拠出年金は通常の運用よりも有利な器なのだから、運用全体における確定拠出年金での利用額を可能な限り大きくすることがベストの運用になるケースが多い理屈だ。 企業型の確定拠出年金に加入していて、拠出金額が選択可能な場合は生活と両立する限り大きな金額を割り当てるのがいい。マッチング拠出が可能な場合には、出