東京都議会総務委員会は13日、漫画・アニメーションの性描写を規制する青少年健全育成条例改定案を、付帯決議をつけて民主、自民、公明各党の賛成多数で可決しました。日本共産党、生活者ネット・みらいは反対しました。15日の最終本会議で議決されます。 日本共産党の吉田信夫都議は採決に先立ち、青少年の健全な成長をはかるため、図書販売やインターネット、携帯電話の利用に一定のルールを設けることは必要だが、規制は最小限に抑制されるべきだと強調。現行の規制で「不健全図書」指定数が大幅減少しており、規制拡大の必要性は不明確だと述べました。 吉田氏は漫画の性描写が、犯罪が成立するような「みだらな性行為」か否かをどのように判断するのかについて都が明確に答弁できず、「近親者間の性行為」描写について、歴史的作品を題材にしても「かこつけた」と判断されれば規制されると都が表明したことについて「表現規制の新たな拡大の一歩を踏