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2009年9月19日のブックマーク (1件)

  • キャプテン

    あれから10余年…… 1994年秋から、没後10年を契機に『ちばあきお名作集』(ホーム社刊)が次々と出されている。遺作となったボクシング・マンガ『チャンプ』や、動物や草花と話ができる自閉症の少年を描いた『ふしぎトーボくん』など、大ヒットした『キャプテン』『プレイボール』以外の、これまであまり目にすることのできなかった作品群である。 ちばあきおは、84年9月13日、41歳という若さで死んだ。 ちばあきおがどんな死に方をしたか、というのは、ちばあきおに興味のある人や彼のファンなら誰でも知っているはずだから、僕はここに書くつもりはない。 ちばあきおの死を知った時、多くの人がとらわれたのは「意外」という想いだったと思う。おおよそああした死に方とは縁遠い、健全な世界を描き続けてきたちばが、なぜあの若さで逝ってしまったのか? この想いは、漫画を読む多くの人々の胸の奥に、謎という形でおりたたまれているは