「3D元年」と言われる今年。映画『アバター』の3Dが大ヒットを記録したほか、パナソニックやソニー、サムスンなどから3Dテレビが登場。3D放送開始も続々と決まるなど活発な様相を呈しています。でも3Dブームって、過去にもあったことはご存じですか? 今回、立体映像ジャーナリストの大口孝之氏が、3Dの歴史を紐解き、現在の3Dブームが定着するカギを探ります。 ※文中資料提供:大口孝之 ■知ってた? 過去にも存在していた「3Dブーム」 「3D」という言葉を聞かない日がないほど、立体映像が注目を浴びています。今年は「3D元年」と言われ、映画では『アバター』(2009)に続いて、海外で『アリス・イン・ワンダーランド』(2010)が大ヒットを記録しました。さらにパナソニック、ソニー、サムスンなど、各社から一斉に家庭用3Dテレビも発表されています。