中国・上海の食品加工会社「上海福喜食品」が、使用期限切れの鶏肉を出荷していた問題で、同社の鶏肉を使っていた日本マクドナルドのサラ・カサノバ社長が29日、問題発覚後初めて記者会見した。「顧客に懸念や心配を掛けたことを深くおわびする」と陳謝。中国の食品をめぐる問題が再び注目される中、専門家からは現地の野菜消費の衝撃実態が浮かび上がった。 カサノバ社長は報道関係者約80人を前にした決算発表の場の冒頭、壇上に1人で立ち「お客さまに懸念、心配をお掛けし、深くおわび申し上げる」と謝罪。一方で迅速な対応を強調し、現在販売中の商品について「安全性と品質に自信を持っている」と胸を張った。 今回の問題を伝える中国・上海の報道に触れたときの感想を話す際には「がっかりして憤りを感じた」と語気を強め「だまされたと思っている」と怒りをあらわにした。 日本マクドナルドは、商品の原産地に関する情報をホームページで、商品ご