「ACG」という言葉をご存じだろうか。これは中国で使われている言葉で、アニメ、コミック、ゲームの総称だ。中国では今、日本のACGにはまる若者が数多く存在する。 そして、東華大学の姚儷瑾さんは日本のACGをきっかけに、戦争や日中関係について深く考えるようになったそうだ。 「殺されたから殺して、殺したから殺されて、それで本当に最後は平和になるのか」。これは『機動戦士ガンダムSEED』で、幼馴染の主人公2人が立場の違いにより、相手を殺さなければならない情況下で抱いた疑問です。 「戦争の意義って何?」。これは私がこのアニメを見た後、ずっと考え続けている問題です。 『ガンダムSEED』の中では、遺伝子工学というハイテクをめぐる倫理的問題が発端で戦争が起こるのですが、アニメを見る前はこんな展開は思いもしませんでした。 また、このアニメはフィクションですが、描かれている戦争の場面は大変リアルで、命のもろ