2016年春に開業を予定する北海道新幹線「新函館(仮称)」駅の正式名称をめぐり、対立している函館市の工藤寿樹、北斗市の高谷寿峰両市長が16日、函館市内で会談したが、平行線に終わり、再協議することになった。駅名で両市長が会談するのは初めて。 駅は北斗市に建てられるため、北斗市が「北斗函館」を主張。隣の函館市は「シンプルで全国の利用者に分かりやすい」(工藤市長)として「新函館」を主張している。 会談は非公開で、両市の正副議長も含め計6人が出席した。出席者によると、協議では両市がこれまでの主張を譲らず、来年1月に再会談することを確認した。 新幹線の新駅の名称は、開業1年前までにJR北海道が両市の意見を聞いて決める。