“脱ガラパゴス”のためのケータイ戦略とは――海外競争力を高める“5つの提言”:端末メーカーに残された時間はわずか(1/2 ページ) 「こんなに進んだ日本のケータイが、なぜ海外で受け入れられないのか」――。携帯メーカーや通信業界が抱えるこの問題をさまざまな角度から検証しているのが、俗称“超ガラパゴス研究会”を名乗るIT国際競争力研究会だ。 この研究会では4月10日の発足以来、海外で受け入れられる潜在能力がありながら、海外進出に成功していない携帯/通信や情報家電、コンテンツ業界について、さまざまな業界の識者が多角的に検証し、問題の洗い出しや解決策についての討議を重ねてきた。 このほど、3回の議論を経て携帯/通信業界への提言がまとまったことから、委員長を務める慶應義塾大学 政策・メディア研究科 特別招聘教授の夏野剛氏が「通信業界への5つの提言」を発表。携帯端末市場が縮退し、新たな業界再編の動きも