他人の使用済みの手帳を収集している男性がいます。「手帳類収集家」を名乗る志良堂正史さん(38)です。本業のゲームプログラマーのかたわら、2014年から他人が記した手帳を集め始め、これまでに買い取りと寄贈で1200冊以上を手に入れました。その一部は、アートギャラリー「参宮橋Picaresque」にある「手帳類図書室」に展示され、注目を集めています。 そこにはどんなことが、どのように記録されているのでしょうか。膨大なコレクションの中から、その人なりの「ひとりの世界」をもつ手帳を紹介してもらいました。 人は過去の清算をしたいとき手帳を手放す ーー何を求めて、手帳を集め始めたんですか? 志良堂:東宏治さんの『思考の手帖』を読んだのをきっかけに、人の思考やアイデアを記録している手帳を読みたいと思ったんです。ところが、いざ集めてみると「手帳」とは、ほとんどの人にとってはスケジュール帳や日記を意味するこ
![集めた他人の手帳は1200冊 「手帳類収集家」が垣間見る人生の断片 | DANRO](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/21d5fdcb8ce52fed7057bc190f1f4522eb31cf0e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fdanro.bar%2Fwp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2020%2F10%2Fffd7b44db0a891e371c52a9d42490061.jpg)