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  • 犬の世界を知る一冊──『犬であるとはどういうことか―その鼻が教える匂いの世界』 - 基本読書

    犬であるとはどういうことか―その鼻が教える匂いの世界 作者: アレクサンドラ・ホロウィッツ,竹内和世出版社/メーカー: 白揚社発売日: 2018/12/13メディア: 単行この商品を含むブログを見る犬を飼っており、散歩させている人たちは重々承知の助だと思うが、とにかく犬というのは外を散歩させているとよく匂いを嗅ぐ。まるで人間が物を見るようにして匂いを嗅ぐ。当たり前のことなのでこちらもそんなことに驚いたりはしないが、改めて考えてみると少し不思議ではある。あんなに一生懸命嗅いで、犬はいったいどのような情報を得ているのか。その感じ方は何なのか。犬であるとはどういうことか。 書はそのようなテーマを追うノンフィクションである。脳科学的な分析あり、匂いそれ自体、犬がそこからどのような情報を得ているのかといった化学的な分析あり、同時に糞やトリュフ、麻薬、がん、人探しなど様々な「匂い検知犬」の実態につ

    犬の世界を知る一冊──『犬であるとはどういうことか―その鼻が教える匂いの世界』 - 基本読書
    caffeyne
    caffeyne 2018/12/24
    犬は匂いを嗅ぐものという先入観から、匂いを嗅ぐことの意義まで考えていませんでした。目から鱗の記事でした。
  • 兵站に焦点をおいたミリタリーSF──『星系出雲の兵站』 - 基本読書

    星系出雲の兵站 1 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 林譲治,Rey.Hori出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2018/08/21メディア: 文庫この商品を含むブログを見るミリタリーSFといえばおおむね超光速航法があり、人類よりも高度な技術力を持つ敵エイリアンがいて、英雄的艦長がいて、とお約束がある。当然すべてが同じではつまらないので、それぞれの作品ごとに、お約束をちょっと外してみたり、”どこにこだわるか”を決め(キャラクター性だったり、艦隊戦の描写だったり、兵士たちの感情だったり、経済に注目してみたり)特色が出てくるものなのだが、林譲治による作『星系出雲の兵站』でこだわっているのは、書名にも入っている通り”兵站”だ。 書のあとがきは『子供の頃から疑問に思っていたことに、TV・映画などで地球を侵略に来る宇宙人への疑問があった。どうして彼らは地球人より高度な技術を持っているのに、負けて

    兵站に焦点をおいたミリタリーSF──『星系出雲の兵站』 - 基本読書
    caffeyne
    caffeyne 2018/08/23
    兵站に興味が湧いた。
  • その菌に感染したものは、知能が爆発的に増加する。ただし──『天才感染症』

    天才感染症 上 (竹書房文庫) 作者: デイヴィッド・ウォルトン,押野慎吾出版社/メーカー: 竹書房発売日: 2018/08/02メディア: 文庫この商品を含むブログを見る天才感染症 下 (竹書房文庫) 作者: デイヴィッド・ウォルトン,押野慎吾出版社/メーカー: 竹書房発売日: 2018/08/02メディア: 文庫この商品を含むブログを見るもし感染することによって爆発的に知能が増して、いわゆる”天才”になれる菌があるとしたら、あなたはそれに感染してみたいと思うだろうか。書『天才感染症』はまさにそんな”天才”と化す菌が存在したら──という状況を描いた、菌類SF小説である。とはいえ、ただただ頭がよくなるだけの菌などという都合のいい存在はない。頭が良くなったかと思いきや、その背後には”菌類”の生存戦略が存在しており、菌類vs人類とでもいうべき、未曾有の大騒動へと発展していくことになる。 物語

    その菌に感染したものは、知能が爆発的に増加する。ただし──『天才感染症』
    caffeyne
    caffeyne 2018/08/18
    まとめ方がうまい。こんな風に書けるようになりたいというお手本のような文章だなぁ。
  • 基本読書10年目に突入しました。 - 基本読書

    7月24日に突入しました。 plaza.rakuten.co.jp 10年という数字に意味はありませんし、ここから何かが変わるわけではないですけど、これまで書いたことがなかったことでも一応書き残しておこうかと思います。 このブログはいかにして駆動されているのか このブログはもともと神林長平先生の『膚の下』を読んで書きはじめられたブログなのですが、それとは別にもう一個動機もあって、「ネットの書評ブログの感想は弱い」ということでした。僕が『膚の下』を読んだ時、これはこの宇宙で最高の小説だし、僕の人生において今後コレほどの衝撃を受けることはないだろうと確信し、その衝動みたいなものを一緒に誰かに分かち合って欲しいと思いネットを検索しました。 それなのに何ページめくっても『膚の下』おもしろい〜と三行ぐらい、あるいは十行ぐらい書いてあるWebページが出て来るのが関の山で、僕はといえば「そうじゃねえだろ

    基本読書10年目に突入しました。 - 基本読書
    caffeyne
    caffeyne 2017/07/26
    10年はすごいっす。。。
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