京大は出たけれど・・・・・主要な企業における2009年新卒採用活動はほぼ終了し、2010年新卒採用の動きが活発化している今日、就職活動は一生懸命しているにもかかわらず、就職先が見つからない、あるいは、希望の就職先に内定をもらえず不本意な企業に内定し悶々とした日々を過ごしている高学歴大学生がここ京都大学に存在する。超売り手市場と言わる新卒就職市場においても、就職するのに四苦八苦する高学歴就職難民たち。これは、個人の問題ではない社会の問題である。 格差格差と言われるけれど・・・ロスジェネロスジェネという言葉がニートやフリーターなどの言葉と同じくらいに人口に膾炙するようになった。超左翼マガジンと銘打った「ロスジェネ」という雑誌も新たに刊行された。ロスジェネとは、ロストジェネレーションの略であり、就職超氷河期(1990年代という「失われた十年」)に社会へと送り出された20代後半から30代半ばの世代
ものは試しと 数冊の書物を並行して読む努力をしている今日この頃。 この1週間は、思索の海に埋もれていた。 ①先日紹介した『哲学する民主主義』と ②Foreign Affairs のライス長官の論文 ③『暗流 米中日外交三国志』秋田浩之 ④Foreign Affairs の対中政策の論文 を一章ずつローテーションで読み進めている。 そして、今日、四週間ほどかけてようやく①を読み終えた。 ①は、政治過程論の蒲島郁夫ゼミ(現・熊本県知事)での徹夜作業を思い出すような、統計の多い、やや硬派なつくりになっているが、グラフを解読する煩雑な手間を除けば、非常に意義深い内容で、感銘を受けた。イタリアの州自治権拡大という1970年に導入された制度が、どのような変化を各州の住民生活にもたらしたのか、日本が道州制を導入するにあたっての教訓と、日本で広がる個人主義への警鐘ともとらえられる分析結果に唸らされた。 こ
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誤訳御免! 外国人によるアニメ・マンガ評を翻訳します。 海外アニメフォーラムや、日本に関する英文記事も紹介 ALC -- NR2 -- YT -- Wik -- Goo -- Exc -- UrD お知らせ:コメントを書き終わり「書き込む」ボタンを押した後、コメントがブログ上に反映されるまでしばらく時間がかる場合があります。(9/6) (09/29)海外ファンの投票による「最も愉快なアニメTOP10」 (09/28)「家に入る時に靴を脱ぐのって常識だろ?」外国人の靴事情 (09/26)アニメ「The World of GOLDEN EGGS」の海外反応【YOUTUBE動画】 (09/25)結婚したいアニメキャラ Part2 【海外アニメフォーラム】 (09/23)オープニングでそのアニメを判断する?【海外アニメフォーラム】 (09/21)「鼻クソをほじるな!」在日外国人が許せない
目の前に一冊の本がある。「トヨタ生産方式を支える最適化手法に関する研究」、小谷重徳・著(2004年)と題された、冊子ともいうべき本だ。現在、首都大学東京の教授である小谷先生の博士論文である。中身を開けてみると、素人には目がちらちらする数式の羅列がつづく。主題は、輸送費用と生産制約を考慮した組立ライン決定問題である。そして、この問題の線形計画法による厳密解が、じつは整数解になる理由などが書かれている。 知らない人は、“また学者が出てきて、トヨタの実践的な手法を、妙な数学で理論化しようとしているわい”などと思うかもしれない。しかし、それは誤解だ。小谷氏がこの博士論文を書いたときには、じつはトヨタ自動車に勤務しておられた。つまり、このいささか難解な数学は、この会社の生産計画を支える基盤なのだ。これがトヨタ生産方式の現実(あるいは、そのすごさ)なのである。 ビジネスの世界では、ときに奇妙な神話や誤
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「男女平等」で育ってきた私たちの世代は、就職活動を通して初めて「女性」を意識するという仮説をお話しさせていただきました(「私、ここで結婚できますか?」と聞く女子大生、どう思います?)。では、女性であることを意識したその結果、彼女たちが選ぶのはどんな職種なのでしょう。 志望動機、それこそまさしく人それぞれです。それは大前提として、またまた個人的な体験で見聞きした、女子学生の口からしか聞こえてこない“ちょっと不思議”な志望動機があるので、そこからご紹介しようと思います。 キャリア女性を輩出している、ある大学の就職進路相談室に取材をした時のことです。進路相談に応じる職員の方に「こちらの大学の女子学生に目立つ志望動機と、職種を教えていただけますか」と
〈百万人を超える兵士が飢えて死んだとは、ほとんどの日本人は知らないはずです〉 こう語りかける著者は、大正12年(1923年)生まれ。飢餓戦線といわれたニューギニア戦を、海軍民政府職員として体験した。 太平洋戦争中、二百数十万にのぼる「戦死者」のうち、戦わずして死んでいった者がどれほどいたのか。本書は、戦場のほんとうの姿を、自身の体験と、生き残った兵士たちによって部隊ごとに編集された聯隊史などの戦誌をもとに、広く複眼的に綴ったものだ。 餓死の背景には、降伏を許さなかった日本軍の特殊性がある。 制空権、制海権を失った時点で、勝敗は決していた。にもかかわらず、軍の中枢は戦局の悪化を隠蔽し、人命軽視の無謀ともいえる作戦遂行を現場に押しつけた。「戦争は会議室で起きているわけではない」と、どれほど多くの日本兵が口にしたかったことだろうか。 疲弊しきり、ようやく目的地にたどり着いたかと思えば、来た道を引
高橋 日本の官僚制度では、役所に忠誠を尽くすことが何よりも大切ですからね。海外に留学したら最後、逆に「お前は留学させてもらい、海外で役所に食わせてもらったんだぞ」と言われ、立場が弱くなってしまう。その状況で海外で学んだ最先端の知識や経験を応用しようとすると、硬直化した組織の論理と矛盾が出てしまい、せっかくの知的財産が活用されずに封殺されてしまうのです。 私は1998年から3年間、米プリンストン大学国際問題研究所に客員研究員として留学しました。研究所が経済学部と同じ建物にあり、当時経済学部長だったベン・バーナンキ現FRB(米連邦準備理事会)議長ら、世界に名だたる経済学者の講義を聴講したり、著名な学識経験者などを招いて毎日のように開かれるハイレベルなセミナーに参加したりしながら大いに学びました。私はその時に得た知識や経験を日本社会に率直に還元しているつもりですけれど・・・。 そうせざるを得ない
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