この連載では、「ダメに見せないことで評価を高める」ための仕事術を扱っている。前回までは五つ目のネガティブ特性である「本質が語れない、理解が浅い」について説明した。ネガティブ特性は以下の通りである。 先を読まない、深読みしない、刹那主義 主体性がない、受け身である うっかりが多い、思慮が浅い 無責任、逃げ腰体質 本質が語れない、理解が浅い ひと言で語れない、話が冗長 抽象的、具体性がない、表面的 説得力がない、納得感が得られない 仕事が進まない、放置体質 言いたいことが不明、論点が絞れない、話が拡散 駆け引きできない、せっかち、期を待てない 今回から六つ目のネガティブ特性である。「ひと言で語れない、話が冗長」について説明する。 相手にとっての「真の課題」に焦点を当てていない ある目的のために説明しようとするが、内容の核心的な部分に焦点を当てて簡潔かつ明確に伝えようとしない。あるいは、伝えるこ