証券会社が経営するコーヒー店として話題になった東京・日本橋の「赤木屋珈琲(あかきやコーヒー)」が、今月いっぱいで閉店する。赤木屋証券(現赤木屋ホールディングス)が2012年末に証券業をやめた後も本社ビルで営業を続けてきたが、周辺の再開発でビルが取り壊されることになった。 コーヒー好きの上田宗行常務(48)が11年10月、ネット取引の普及で閑散としていた営業スペースに開店。ファンが多く、再開発後のビルでの営業も検討したが、上田さんは「大手チェーンとの競争は厳しい」と話す。豆のネット販売も来年1月ごろでやめ、主力の不動産業に専念する。(山下龍一)