9日に実施された統一地方選の前半戦で、大阪府知事・大阪市長のダブル選は、いずれも地域政党「大阪維新の会」候補が当選確実。さらに奈良県知事選でも、日本維新の会新人、山下真氏(54)=元奈良県生駒市長=が当選を確実にし、大阪以外で初の維新公認首長誕生となった。日本維新の会の馬場伸幸代表は大阪市内で記者会見し、「党勢拡大になることは間違いない。維新の改革が全国的に広がりつつある」と述べた。また、これまで衆院選で協力していた公明党との関係について「統一地方選の結果に関わらずリセットする。現状、他党にお願いすることはない」とも語った。 馬場氏は奈良知事選について、「これまでとは違う大きな期待を感じた」とした上で、「大阪での改革を見た奈良の方々が、奈良も大阪のようになればいいという期待をいただいた票が中心だと思う」と語った。 大阪ダブル選のうち知事選は、現職で大阪維新代表の吉村洋文氏(47)に政治団体