北朝鮮国防省は、アメリカ軍の偵察機が、最近、複数回にわたり北朝鮮の領空を侵犯したと非難する談話を発表しました。 談話では、偵察機を撃墜する可能性にも言及していて、アメリカをけん制するねらいがあるとみられます。 北朝鮮国防省は、10日、国営の朝鮮中央通信を通じて報道官の談話を発表し、アメリカ軍の偵察機が、9日まで8日間、日本海と朝鮮半島西側の黄海の上空を飛行し、複数回にわたり、北朝鮮の領空を侵犯したと主張しました。 談話では、アメリカがことし、軍事境界線付近などに偵察機を相次いで飛行させていると非難した上で「領空まで無断で侵犯するアメリカの挑発的な空中スパイ行為は必ず代価を支払うことになる」と強調しています。 また、日本海上空で「アメリカ空軍の偵察機が撃墜される衝撃的な事件が起きないという保証はどこにもない」として、偵察機を撃墜する可能性にも言及し、アメリカに飛行の中止を要求しています。 北