塩分を控えた食事でも塩味やうまみを増強するスプーンが20日発売されます。 大手飲料メーカーキリンホールディングスが開発したスプーン「エレキソルト」は、微弱な電流を流すことで食品に含まれるナトリウムイオンの動きをコントロールし、減塩した食事の塩味やうまみを増強します。 この技術を使うと塩味はおよそ1.5倍になるということです。 日本人の塩分摂取量は他の国と比べても多いとされていますが、キリンの減塩食についての調査ではおよそ半数が味に対する不満を感じているということです。 「エレキソルト」は20日から公式オンラインストアなどで数量限定で販売されます。 キリンはこの商品を通して減塩をはじめとする健康課題の解決を目指すとしていて、力を入れているヘルスサイエンス事業を加速したい考えです。