国会でも,ツイッターなどのSNSでも,たびたび議論になっている金融庁による「老後の蓄え2000万円問題」ですが,年金問題に関連して,けさの東京新聞発言欄には,26歳の会社員による「破綻する年金徴収をやめて」と題された,興味深い投稿が掲載されていました。 投稿者の主張は次のとおりです。 政府は2千万円を自力で用意せよというが,それならば年金納付も任意にすべきだ。 今二十代の私が,年金で徴収される金額を利回りの高い方法で運用すれば,資産を増やすことができる。年金でとられては運用不能の死に金で,しかも老後にもらえる保障すらない。 若者ならまだ間に合う。政府は,破綻が明らかな制度の集金するのを直ちにやめよ。私は自身の老後が,壊れゆく年金制度の道連れにされることを,決して容認しない。 投稿者の年金制度に対する理解不足を指摘することはひとまず措くとして,自分さえよければいいという価値観があまりのも強く