国内のインターネットに不正に接続させたとして、東京の中継サーバーの業者が摘発された事件で、サーバーから見つかった大量の個人情報のうちおよそ1万件は、無料通話アプリ、LINEの利用者のIDやパスワードだったことが分かりました。警視庁は、こうしたIDなどがLINEのIDが乗っ取られた事件で悪用された疑いがあるとみて調べています。 このうちおよそ1万件は、スマートフォンの無料通話アプリLINEの利用者のIDなどだったことが関係者への取材で分かりました。 LINEを巡っては、何者かによって利用者のIDが乗っ取られ、やり取りをした友人などが電子マネーをだまし取られる事件が去年、相次ぎましたが、今回見つかったIDなどが一連の事件で悪用された疑いがあるということです。 警視庁は、サーバーの解析を進めるとともに、LINEの運営会社に情報提供を行って被害の防止を要請しました。