北朝鮮船籍のタンカーが今月、東シナ海の公海上で、いわゆる「瀬取り」を行った疑いがあることがわかり、政府は、国連の安全保障理事会に通報しました。「瀬取り」の疑いが公表されるのは21回目です。 タンカーと船籍不明の船舶は、ホースを接続していたことから、政府は、洋上での物資の積み替え、いわゆる「瀬取り」を行っていた疑いが強いとして、国連の安全保障理事会に通報しました。 外務省によりますと、船籍不明の船舶は、船尾の部分をなんらかのもので覆い、船名がわからないようにしていたということです。 「瀬取り」の疑いが公表されるのは21回目です。 政府は、北朝鮮の非核化には制裁の着実な履行が必要だとして、アメリカをはじめとする関係国と情報を共有するとともに、連携して監視を強化していく方針です。