セルフメデケーション(自らの健康は自分で維持管理していくこと)の普及により、従来では通常の食事と医薬品の関係だけに注意をしていれば良かったのですが、最近では街中に氾濫している健康食品・各種ビタミン剤・サプリメント・その他関連類似食品との相互作用を考慮せざるをえなくなりました。 そのような健康食品の成分量がピンからキリまで存在する為に医薬品との相互作用を臨床的に証拠として示す事は困難なのが現状です。また生薬(薬用植物)を主体とする各種商品と医薬品との相互作用も同様な事が言えます。なぜなら、自然環境で成育されたモノが原料ですから規格の不統一や異物混入などスクリーニング条件が揃わないのです。 最近では、花粉症を予防するお米の登場など、医薬品と食品との境界がクリアだったものが、両者の人に及ぼす影響が今後ますます複雑になってくる可能性も出て来てきました。 これとは逆に、医薬品の副作用防止やその主目的