世界中どこにいっても、人々が暮らす場所には市区長村などを統率する首長が存在する。 【世界各地の都市で「ナイト・メイヤー」が誕生】 彼らは地域の行政に責任をもち、市民生活を向上させるために日々働いている(と願う)。ほとんどの首長は、役場が開いている昼間の時間帯に仕事をする。9時~17時で働いている、というイメージをもつ人が多いだろう。 ところがこうした首長とは一線を画す、新しい役職の存在が世界的に注目されている。「ナイト・メイヤー」だ。 英語で「Night Mayor」と書くこの役職は、「夜の市長」と訳すことができる。つまり、ナイト・メイヤーとはその名の通り、昼間の市長とは別に、夜の行政を専門に担当する責任者のことを指す。そして今、このナイト・メイヤーが欧州各地で誕生しており、その存在が世界的に話題になっているのだ。しかも今後、世界各地で同様のポストが設置される可能性があるとも言われて