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初回視聴率21.4%(1月6日)と好調な滑り出しと思われたNHK大河ドラマ『八重の桜』。しかし、瞬く間に視聴率は落ち込み、最新話では13.8%(4月21日)と危険水域に近づいている。会津が舞台となる本ドラマは、震災で大きな被害を受けた福島への「復興」のメッセージが込められているだけにNHK関係者ならずとも心配なところ。 遠ざかるどころか、近づいてしまった――。第16回「遠ざかる背中」放映後、NHK関係者らは口々に嘆いた。シリーズ最低平均視聴率12.0%を記録した前作『平清盛』の背中が見えてきた、ということである。 主役の八重を綾瀬はるかが演じ、西島秀俊(山本覚馬)、西田敏行(西郷頼母)、市川染五郎(孝明天皇)、黒木メイサ(中野竹子)ら、人気・実力を兼ね揃える俳優を脇に従える豪華キャストにもかかわらず、低迷する理由はどこにあるのか。 幕末維新史に詳しい山口県・萩博物館特別学芸員の一坂太
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