スザクをブリタニア軍から救出したが、自分の仲間になることを拒否され、 スザクが軍事裁判に戻るのを見送ったあと、疲れを感じつつアッシュフォード学園のクラブハウスに帰宅した。 「ただいま」 「おかえり、ルルーシュ」 ルルーシュは、シンジュクゲットーで死んだはずの少女が生きて自分を出迎えるという状況を受けて、思考が止まってしまった。 「お帰りなさい、お兄様」 ナナリーが話しかけている状態でも、ルルーシュは動けず呆然と二人を眺めてるしか出来なかった。 「お兄様、せっかくC.C.さんが来られたのに」 「C.C.……」 少女の名前を呟いたあと、気付くとC.C.と呼ばれた少女が目の前に立っていた。 「ルルーシュ……」 C.C.はそう呟くと、いきなりルルーシュの唇に自分の唇を押し当てた。 「……!!」 唇の当たった瞬間にルルーシュの頭の中に、数々の記憶がよみがえる。 クロヴィスを撃った場面。 カワグチ湖で