肺がんなどを引き起こす中国発の有毒物質「PM2・5」の脅威が再び日本に迫っている。中国東北部で先日、大気中の濃度が基準値の13倍を記録し、一部の地域で視界10メートル程度の状況に陥った。バブル崩壊懸念のなか、大気汚染でビジネスなどで訪れる外国人客も激減し、経済への打撃は大きく、中国財務省も急きょ約800億円の対策費を拠出する事態に。この毒入り大気は対岸の火事ではなく日本にもじわじわと押し寄せつつある。沖縄県・尖閣諸島の強奪をねらう隣国の、想像を絶する大気汚染とは-。 中国が異常事態に見舞われている。 黒竜江省ハルビン市の一部地域で21日、微小粒子状物質「PM2・5」濃度が基準値(大気1立方メートル当たり1日平均75マイクログラム)を大きく上回る1000マイクログラムを観測。猛烈なスモッグに覆われ、一部では視界が10~15メートルとなった。 市内全ての小中学校が休校になったほか、路線バ