サム・アルトマンは、2021年のインタビューで「10年以内に150万円くらいのベーシックインカムをアメリカの成人全員に配れる」こう発信した。 そして、「AIが最低限の生活費を稼ぐようになったら、人間は本当に自分のやりたいことに向き合える。理想を追い求められる」こう話す。
そんな彼の新著、『ヒューマンカインド──希望に満ちた歴史』の英語訳が6月に刊行された。前著『隷属なき道』でベーシックインカムの必要性を論じたブレグマンだが、新著では、人間の本質という壮大なテーマに取り組んでいる。 従来の性悪説的な人間論を覆し、人類は本質的には善良な種であると主張する『ヒューマンカインド』について、英紙「ガーディアン」が著者本人にインタビューした。 「2020年の『サピエンス全史』的一冊」 多くの作家にとって、いまは本を出版するのに最悪のタイミングだ。書店は開いておらず、新刊のキャンペーンはどれもZOOMに移動。なにせ私たちは、伝染病を相手にしているのだ。 しかしルトガー・ブレグマンにとって、人間の存在を徹底的に見極めた新著『ヒューマンカインド』(未邦訳)を出版するには、いまは完璧な瞬間と言えるかもしれない。同書が主張するのは、ほとんどの人間は、明らかな欠点を抱えつつも基本
菅新内閣の強力なアドバイザーとして機能しはじめている経済学者の竹中平蔵氏は、テレビ番組で驚きのベーシックインカム案を提唱。物議を醸す状況となっています。自助努力を促す貧民政策の柱なのでしょうか。(『今市太郎の戦略的FX投資』今市太郎) 【関連】テレビが報じぬフィンセン文書と「東京五輪ワイロ」菅政権は説明責任果たせ=今市太郎 【関連】飲食店は耐えるより閉店すべき。決断が遅れると完膚なきまでに叩き潰される=鈴木傾城 ※本記事は有料メルマガ『今市太郎の戦略的FX投資』2020年9月24日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め初月分無料のお試し購読をどうぞ。 「月7万円で暮らせ」という乱暴な提案 菅新内閣が誕生してから、おぼろげながらも具体的な政策方針が見えはじめています。 この内閣の強力なアドバイザーとして機能しはじめている経済学者の竹中平蔵氏は、TBSのBSテレビ番
国連は、新型コロナウイルスの感染拡大が続く発展途上国のうち132か国で、貧困層などの生活を維持するため、最低限必要な現金を給付するベーシックインカムを一定期間、導入することを提案しました。 報告書ではまず、発展途上国では新型コロナウイルスの感染が拡大する中でも、多くの人が在宅では収入を得られず、仕事をするために外出していると説明しています。 そのうえで、発展途上国のうち132か国で貧困ラインの前後に位置する27億8000万人を対象に、生活を維持するために最低限必要な現金を給付するベーシックインカムを一定期間、導入することを提案しています。 これによって貧困層の人々の生活を下支えし、外出を抑制できるため、感染拡大のペースを遅らせることができると主張しています。 報告書は、南米のコロンビアや南大平洋の島国ツバルなどで実例があるとしたうえで、費用の総額は1か月当たり2000億ドル(日本円で21兆
マーク・ザッカーバーグやイーロン・マスク、リチャード・ブランソンなどの世界の名だたる起業家が注目している、「ユニバーサルベーシックインカム」。フィンランドでは、試験的に一部の人々に対して、導入がされています。さらに、賛否両論はあるけど、希望の党も公約にしていて、国内でも関心が持たれ始めています。 だけど、「どのような制度なのか」というのは、あまり知られていないかもしれません。人気動画サイト「Kurzgesagt」が、詳しく解説をしているので、どうぞ。 もしも、何もしなくても国が一定の生活を保障してくれるとしたら、あなたは働き続けますか?それとも、学校で勉強をし直す?全く働かないという意見もあるかもしれませんね。 このコンセプトが、ユニバーサルベーシックインカム(UBI)と呼ばれるものです。 2017年、UBIは注目を集め始めることになりました。すでに、いくつかの国や地域では、試験導入がされ
国家による終身生活保護とも言うべき「ユニバーサル・ベーシックインカム(UBI)」は、本当に貧富の格差を解消し、人々を貧しさや失業の不安から救う制度なのでしょうか?フェイスブックのマーク・ザッカーバーグも賛同するこの制度に対して、私たちは大いに疑問を抱く必要があります。なぜ、ここにきて世界中でベーシックインカムの議論が沸騰しているのか?なぜ「ユニバーサル」でなければならないのか?と。(『カレイドスコープのメルマガ』) ※本記事は、『カレイドスコープのメルマガ』 2017年9月24日第224号パート2・9月26日第224号パート4の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。 ※不許複製・禁無断転載(本記事の著作権はメルマガ著者および当サイトに帰属します。第三者サイト等への違法な転載は固くお断り致します) ベーシックインカムとブロックチェーン、それは新
私たちは今、ある意味でユートピアに住んでいると、オランダの歴史学者でジャーナリストでもあるルトガー・ブレグマンは言う。昔の人々には想像もつかないほど豊かで健康的な暮らしを送り、より高いレベルの教育を受けている。だがその一方で、この後どんな世界を目指すのかという新しいビジョン、 新しいユートピアについてのアイデアが、私たちには決定的に欠けていると、ブレグマンは指摘する。 著書『隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働』の中で、ブレグマンは次のユートピアを実現するための3つのアイデアを提唱している。すべての人に無条件で、生活に必要な最低限度の現金を支給するユニバーサル・ベーシックインカム(UBI)。週15時間程度までの労働時間の大幅な削減。そして、国家間の格差を是正し成長のチャンスを創る、世界中の国境の開放である。 同書の日本での出版に合わせてブレグマンは来日し、5月1
ザッカーバーグ氏は、スピーチの中でベーシックインカムの導入を提唱した。 Harvard University/YouTube 5月25日(現地時間)、ハーバード大学の卒業生に対してスピーチを贈ったFacebookのCEOマーク・ザッカーバーグ氏は、その中で、生きていくのに必要なお金をすべての人が無条件で受け取れる、ユニバーサル・ベーシックインカムの導入を提唱した。 ベーシックインカムは、ここ数年、議論が盛り上がっているテーマだ。ケニア、オランダ、フィンランド、カナダ、アメリカ(サンフランシスコ、カリフォルニア)などで導入実験が行われている。 ベーシックインカムの支持者は、仕事がAIやロボットに置き換わることで、仕事のあり方が変わり、それによって貧富の差が拡大するため、富の分配システムの見直しが必要だと主張している。 「GDPのような経済指標だけでなく、どれくらいの人が有意義だと感じられる役
ここ数年、「ベーシック・インカム」という言葉を、随所で見かけるようになった。 ベーシック・インカムとは、政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を無条件で定期的に支給するという構想(引用:Wikipedia)である。 報道に寄れば、すでに北欧で社会実験も始まっているとのこと。 2017年1月1日、フィンランドが国家レベルでは欧州ではじめて試験的なベーシックインカムの導入を開始した。 このプロジェクトでは、1月から2018年12月まで、無作為に選出された2000人の失業者に対して月に560€(日本円にして約6万8000円)を支払うというもの。2年間の実験で、ベーシックインカムの導入が失業率の低下に影響をもたらすのかを調べるのだという。 近年、ヨーロッパを中心にベーシックインカムの導入の是非がたびたび議論されてきた。 ヨーロッパ諸国の社会保障においては、その制度
スイスで、年金などを廃止する代わりに、収入に関係なくすべての国民に毎月一定額を支給する「ベーシックインカム」と呼ばれる制度の導入の賛否を問う国民投票が行われ、開票の結果、反対が70%を超え否決されました。 スイスでは、この制度の導入を求める市民団体が国民から必要な数の署名を集めたことから、5日、賛否を問う国民投票が行われ、即日開票の結果、賛成が23.1%に対し、反対が76.9%となり、否決されました。 この市民団体は、制度が導入されれば毎月18歳以上には日本円にして27万円余り、18歳未満には6万8000円余りを無条件で支給する案を主張していました。しかし、スイス政府や主要な政党、それに経済界からは、「財源が不足する」とか「労働意欲の減退が心配される」などとして導入に反対する意見が相次いでいました。 「ベーシックインカム」は、フィンランドが効果を検証するため失業者など一部の国民を対象に来年
by Alex Bramwell 「優れたアイデアほど始めはばかげているように思える」という言葉を残すベンチャーキャピタル「Yコンビネータ」2代目社長のサム・アルトマン氏が「ベーシックインカムの研究に投資したい」という内容の記事をブログに投稿しています。ベーシックインカムとは「政府が無償で金銭を給付することで、人々はよりクリエイティブな人生を送れる」という構想。Yコンビネータは5年にわたる大規模なベーシックインカムの実験を計画しているようです。 Basic Income - Y Combinator Posthaven https://blog.ycombinator.com/basic-income ベーシックインカムとは、政府が全ての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を無条件で定期的に支給するという構想のこと。18世紀の思想家であるトマス・ペインによって主張され
『週刊新潮』からの依頼で寄稿した「ベーシックインカムは『橋下市長』の亡国政策」を、編集部の許可を得てアップします。 雑誌タイトルは『週刊新潮』編集部がつけたものなので、エントリーのタイトルは別のものにしています。 週刊誌の記事なので、個々のソース(参考文献等)は記載してありません。後日、追記のかたちでアップしたいと思います。 ********************************************************************** 年齢や性別、出自や能力のちがいにかかわらず、日本人というだけで誰もが最低限の生活を保障される。そんな世の中になったらどんなに素晴らしいだろう。 橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会は“生活最低保障制度の創設で貧困を根絶する”という理想を高く掲げる。この政策は、一般にはベーシックインカム(ベーカム)と呼ばれている。 ベーカムでは、日本
ベーシックインカムについての考え方は、東日本大震災の前と後で変わりましたか?変わったならどう変わったかお聞かせください。 特に変わっていないと思います。 以前から、特に小飼弾氏の「相続税100%にしてBIを実施する」説に共感・賛同してきました。 ベーシック・インカムは、すべての人に最小限の生きていく土台を与えるという意味で非常に望ましいものです。また、所得の再分配という観点でも必要な制度だと思います。一方で、最小限の土台であるということは、人間の欲を考えれば決して勤労意欲を失うレベルには達しないと考えます(衣食のみ足りればいい、という人は少数です。ニートだってネットやゲームやテレビを必要としています)。 したがって、ベーシックインカムを導入した上で各種福祉政策も維持拡大することには大賛成です。 ただし、これを実現するためには人々の意識改革がまず第一に必要だと思います。 これまでの
第2回ベーシック・インカム入門の集い講演録 2009年3月8日 於:タワーホール船堀 講演者:関 曠野 主催:ベーシックインカム・実現を探る会/フォーラム・スリー この講演録は、関曠野さんがお話しされた内容に加筆・訂正していただいたものです。 話し手:関 曠野さん 1944年生まれ。評論家(思想史)。共同通信記者を経て、1980年より在野の思想史研究家として文筆活動に入る。思想史全般の根底的な読み直しから、幅広い分野へ向けてアクチュアルな発言を続けている。著書に『プラトンと資本主義』、『ハムレットの方へ』(以上、北斗出版)、『野蛮としてのイエ社会』(御茶の水書房)、『歴史の学び方について』(窓社)、『みんなのための教育改革』(太郎次郎社)、『民族とは何か』(講談社現代新書)などがある。また訳書に『奴隷の国家』ヒレア・べロック(太田出版)がある。現在、ルソー論(『ジャン=ジャックのための弁明
PS理論の花鳥風月庵さん経由で面白い記事を大変面白い記事を見つけました。 今回は前エントリー『貨幣の「垂直性」』の続きの予定でしたが、変更してさきにこちらのほうに触れることにします。続ける予定だったエントリーの内容と重なる部分も大きいですし、先にこちらに触れておいた方が順序として適切だと判断しました。 「生きるための経済」。これが関氏の講演のタイトルですが、このタイトルは少し考えてみると、妙なタイトルです。というのも、そもそも経済というものは生きるためのものであるはずで、“生きるため”だなどと敢えて注釈をつける必要はありません。「生きるための経済」があるということは、裏を返せば「生きるためではない経済」があるということになる。では、そんな経済はあるのかといえば、あるのですね。私たちの暮らしを支えているはずの経済は「生きるためではない経済」です。 実は私たちは、そのことを意識はしなくても識っ
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