インスタントコーヒー市場で7割のシェアを握るネスレ日本は、全日本コーヒー公正取引協議会、全日本コーヒー協会、日本インスタントコーヒー協会、日本珈琲輸入協会の4業界団体を退会した。 ネスレは昨年9月、主力商品の「ネスカフェ ゴールドブレンド」などで新製法を採用。これに伴って表記も53年間使ってきたインスタントコーヒーから、英語の「溶ける」にちなんだレギュラーソリュブルコーヒーに変更した。ところが、全日本コーヒー公正取引協議会は今年6月に開いた総会で、「インスタントコーヒーではないと消費者に誤認される」として表記変更を認めなかっただけでなく、広告上もこの名称を利用できないようにするため、業界の自主ルールである公正競争規約を改めた。これにネスレが反発し、同協議会を含め、関連団体に所属したままだと新名称は使えなくなることから脱退を決めたという。ネスレがネスカフェブランドの一部商品にソリュブルと表記
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